里崎智也氏「1度も首を振られなかったのは勲章」WBCタッグの松坂大輔

WBCの台湾戦でボークを取られ失点した松坂は里崎(右)に対して苦笑い(2006年3月)

西武は7日、松坂大輔投手(40)が今季限りで現役引退することを発表した。

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里崎智也氏(同じ年にプロ入り。WBCでバッテリーを組んで世界一)「世代NO・1ヒーローで大エースだった。大輔から打ったホームラン(06年8月2日、マリンスタジアム)はうれしくて今でも覚えている。打った瞬間、歩いたレフトへの当たり。大輔も振り返りもしなかった。高卒新人で最多勝と新人王。こんな投手は2度と現れないと思う。WBCの負けられないメキシコ戦でバッテリーを組んだ。2回(西岡)剛の悪送球で1死三塁のピンチになった時、8球連続内角直球のサインを出した。1度も首を振られなかったのは僕の勲章です。大輔と僕以外は怖かったかもしれないけど、この球なら絶対に打たれないと思っていた。勝負どころに強い投手で、ここぞというところでは必ず勝った。記録では上回る選手がいるかもしれないけど、総合的には一番すごい投手だと思う」

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