楽天マー君勝敗付かず 「青春のど真ん中にいた選手」引退松坂大輔へ敬意

オリックス対楽天 楽天先発の田中将(撮影・前岡正明)

<オリックス5-6楽天>◇7日◇京セラドーム大阪

楽天田中将大投手は6回3失点(自責2)で勝敗は付かなかった。

巨人からトレードで加入した炭谷と13年WBC以来のバッテリーを組み、5回まで単打1本に抑えたが6回、上位に3連打を許した。オリックス吉田正の2点二塁打は外角低めに制球された球だった。「うまく打たれましたね。調子がよかっただけに、結果が付いてこないことにフラストレーションがたまる」と話し、味方の逆転劇に胸をなで下ろした。

今季限りで引退を決意した西武松坂とは日米で時を共有した。プロに入団した07年、松坂が渡米。入れ違いとなったが、09年のWBCでチームメートになった。自身がメジャー挑戦した際は、同じニューヨーク拠点のメッツに在籍していた。「黒田さんと3人でお話ししたのはいい思い出ですね」。横浜高時代の甲子園での活躍はもちろんテレビで見ていた。「そこからずっと、僕たちの青春のど真ん中にいた選手」と敬意を表した。