岩崎→スアレス 阪神必勝リレー健在 兄と“共演”スアレス「うれしい」

ヤクルトに勝利し、最後を締めくくったスアレス(左)とポーズをとる梅野(撮影・菅敏)

<ヤクルト5-6阪神>◇8日◇神宮

阪神が岩崎優、ロベルト・スアレス投手の必勝リレーで1点差で逃げ切った。9回、ヤクルトが1死から犠打で2死二塁と得点圏に進めて1番塩見で勝負に来たが、守護神スアレスは155キロの動く球を低めに投げ空振り三振を奪った。相手先発は6回2失点の兄アルバート。昨年に続き2度目となる兄弟そろっての登板に「うれしいです。どっちもしっかり仕事ができた」と喜んだ。

岩崎は8回に梅野が同点打を放った直後に準備し、3点リードの8回に中6日で登板。山田に2ランを左翼席に運ばれたが、その後は3人で片付けた。矢野監督は「雨が降ったら(神宮の)マウンドもなかなか難しい。足場がどうしても滑るんでね。嫌な展開だったけどスグル(岩崎)も落ち着いて投げてくれた」と評価した。2人がそろって投げるのはスアレスがつかまった1日ヤクルト戦以来。岩崎が22ホールド、スアレスが25セーブとともに数字を伸ばしたのは6月29日以来8戦ぶり。酷使も気になるがやはり勝利には欠かせない。