侍追加招集のソフトバンク千賀滉大が選手登録抹消、五輪へ2軍実戦調整

ソフトバンク対オリックス アップをする千賀(撮影・屋方直哉)

東京五輪に出場する侍ジャパンに追加招集されているソフトバンク千賀滉大投手(28)が9日、再調整のため、出場選手登録を抹消された。

左足首の靱帯(じんたい)損傷から3カ月ぶりの1軍復帰登板となった6日のロッテ戦で、自己ワースト10失点で3回途中KO。大舞台の開幕が迫る中、不安を残す結果となった。今後は2軍で実戦登板を重ね、東京五輪で金メダルを目指す。

    ◇    ◇    ◇

千賀が、2軍から五輪という異例の調整で金メダルを目指す。

この日のオリックス戦前の練習。千賀は先発陣に交じって通常通り、ペイペイドームで調整を行った。一方で、モイネロが1軍に合流。中継ぎ左腕と入れ替わる形で姿を消した選手はいなかった。抹消する選手を問われた工藤監督は「千賀君です」と明言。午後4時の公示で、エースが出場選手登録を抹消された。

当初は本拠地での13日楽天戦で五輪前最後の登板に向かう予定だったが、その機会がなくなった。監督は、抹消理由をこう説明した。

「ピッチングコーチの意見も聞いた中で、やっぱり状態がなかなか上がってこなかった。もう1度、ファームでしっかり投げた方がいいんじゃないかというふうに思っています」。

左足首の靱帯(じんたい)損傷から3カ月ぶりの1軍復帰登板となった6日のロッテ戦では、自己ワーストとなる10点を失い、3回途中KO。開幕が迫る東京五輪に向けて弾みをつけたいマウンドで、まさかの結果に終わった。指揮官は「彼自身のピッチングを取り戻すには、ちょっと時間をかけたほうがいい。しっかり自信を持った状態でマウンドに上がる方が彼らしいピッチングが見られる」と分析。2軍で実戦登板を重ね、大舞台への準備を整えていく。

追加招集が決まったとき、千賀は「出られなくなった投手の分まで、これからしっかりコンディションを整えて日本代表チームの力になりたいと思います」と話した。代表への思いは強い。チームは首位オリックスに今季最大5・5差をつけられ、苦境に立たされているが、工藤監督は「(復調を)ファンのみなさんも待ち望んでいると思う。『頼むぞ』と言いました」と、エースの背中を押した。一から自分を磨き直し、日の丸を背負う。【只松憲】

ソフトバンクニュース一覧はこちら―>