中日大島洋平が本盗失敗、足を本塁に差し込むも鈴木誠也が二ゴロに倒れる

全パ対全セ 8回表全セ2死二、三塁、二ゴロに打ち取られる鈴木誠(左)と本盗を試みる大島(撮影・狩俣裕三)

<マイナビオールスターゲーム2021:全パ4-3全セ>◇第2戦◇17日◇楽天生命パーク

中日大島洋平外野手(35)が本盗を狙った。8回に同点に追いつき、なお2死二、三塁で楽天宋家豪がフルカウントから広島鈴木誠に8球目を投じるタイミングで完璧なスタートを決めた。

鈴木誠がスイングしたバットをよけながら足をホームに差し込んだものの、鈴木誠が二ゴロに倒れて失敗に。成功していれば史上4人目。単独での成功なら04年日本ハム新庄以来、史上2人目でセ・リーグでは初めてだった。

大島は「死ぬかと思いました。ノーサインです。最初から狙っていた。誠也も打ちたいだろうと思っていたが、ファウルの方向から打球が右方向に飛びそうだったのと、四球もありそうだったので走りました」と振り返った。現地やテレビで観戦した野球少年たちがマネすることは「やめた方がいい」と注意も促した。

チームでは今季、足でブレークした高松に次ぐ11盗塁を決めている。12年に盗塁王に輝いた竜の安打製造機は、後半戦では足で中日の反攻に貢献する。