ソフトバンクの笠谷俊介投手（24）、カーター・スチュワート投手（21）が25日、福岡・筑後のファーム施設で行われた1軍練習に合流した。

2人は27日からのエキシビションマッチDeNA戦（ペイペイドーム）で登板する予定だ。工藤監督は「（ファームで）いいピッチングをしている。（五輪で不在の）千賀やマルティネスのこともあるので。見てみようということになりました」と期待を寄せた。

7年目の笠谷は今季、開幕ローテーション入りを果たしたが9試合の登板で1勝2敗。5月には2軍落ちした。「試合を壊してしまうことも多かった。あんなにチャンスをもらっていたのに、悔しいというより情けない」。最近では20日のウエスタン・リーグ広島戦で14奪三振完封を記録するなど調子を上げており、後半戦でのローテーション再奪取へアピールに挑む。

スチュワートは今季、1軍初登板を果たしたが、結果を残せずに現在は2軍で先発として調整している。「2軍に落ちてから体も鍛えてパワーアップしていると思う。今まで取り組んできたことを存分に発揮したい」。来日3年目の右腕も、気合十分で1軍マウンドに上がる。【山本大地】