阪神井上「あまり意識せず」オリックス宮城との同学年対決で適時三塁打

2軍オリックス戦で2点適時三塁打を放つ阪神井上(代表撮影)

<ウエスタン・リーグ:阪神4-1オリックス>◇30日◇鳴尾浜

阪神井上広大外野手がオリックス宮城との同学年対決を制した。

ウエスタン・リーグ、オリックス戦。3回に1点を先制しなお2死一、二塁。フルカウントから106キロカーブを打ち上げた。左翼後方の飛球をロメロが捕球できず、2点適時三塁打となった。「なんとしてもチャンスだったので打ちたい気持ちはあった」と4番の仕事を果たした。

第1打席はカーブで捕ゴロに倒れたが「反応できた」と同じ球種を打ち返し、リベンジ成功。同じ19年ドラフト組の左腕には昨季2軍戦で9打数5安打で、今季初顔合わせのこの日も2打数1安打と“宮城キラー”だ。パ・リーグ最多タイの9勝、同防御率2位の同学年スターとの対戦にも「あまり意識せず打席の内容を大事に」と冷静だった。

「どれも一級品のボール。それを見られただけでもよかった」。2軍戦はこれで10試合連続安打。履正社で19年夏の甲子園を制した大砲候補が、猛暑の中で輝いている。