ソフトバンク1軍当落線上の若手から快音なし ベテラン陣は順調な仕上がり

広島対ソフトバンク 7回表ソフトバン2死一、二塁、代打の川島の右適時打で二走のデスパイネは本塁へ。捕手は石原(撮影・加藤孝規)

<エキシビションマッチ:広島8-2ソフトバンク>◇9日◇マツダ

ソフトバンクの若鷹野手陣がアピールに失敗した。

エキシビションマッチ最後のカードとなる広島戦は後半戦に向けて1軍生き残りをかけた大チャンスだったが、結果を残せなかった。

この期間、4番を張り続けてきたリチャードも、阪神からトレード移籍の中谷も打てなかった。チーム7安打のうち、中村晃が2本。松田、川島、明石、デスパイネが1本ずつと、ほとんどがベテラン主力組。若手では1軍初出場の育成渡辺陸が途中出場で1本放ったのみ。5日巨人戦以降に新型コロナウイルスのワクチン接種したこともあり、工藤監督は「試合のことよりも明日の体の状態の方が心配です」と話したが、1軍当落線上の期待のメンバーからは快音が聞かれなかった。

工藤監督は今月3日の巨人戦から実戦に入ったベテラン陣にも「結果を求めてほしい」と話し、競争を予告していた。実績組はさすがの調整力で、ここまで順調に仕上げてきている。現在は東京五輪に出場した侍ジャパンのメンバー、柳田、甲斐、栗原が不在の状況。3人がチームに戻れば、打線は大きなサプライズなく後半戦の開幕を迎えることになりそうだ。【山本大地】