ヤクルト奥川恭伸、無敗新潟で後半戦“開幕投手”「イメージはいい」

キャッチボールで調整するヤクルト奥川(撮影・湯本勝大)

ヤクルト奥川恭伸投手(20)が、無敗の新潟でリーグ戦再開初戦白星を狙う。14日DeNA戦で先発予定。逆転優勝へ向けて、大事な後半戦の“開幕投手”を任された。「一番大切なのは明日の試合をしっかり取ること。その中で自分ができることをしっかりやろうかなと。なるべく少ない点数で抑えて、何とかチームの勝ちに貢献できるような投球がしたい」と意気込んだ。

HARD OFF ECOスタジアム新潟では、プロ入り後初登板だが、石川出身の奥川にとってはなじみがある。「地元ではないですけど、この球場も何度かお世話になったことがありますし、地元に帰ってきたような気持ちも少しある」と表情を和らげた。16年、宇ノ気中3年時は全国中学校軟式野球大会で優勝を決め、18年星稜(石川)2年秋の北信越大会でも優勝に導き、センバツ出場を決定付けた思い出の球場。「イメージはいいので、明日もしっかり勝てるように頑張りたい」と闘志を燃やした。

中学、高校とステップを踏むたびに新潟で投げてきた。次はプロ野球選手としてのマウンド。負け知らずの場所で、チームに勢いをつける投球を目指す。【湯本勝大】