栄光を手に、マウンドに帰って来る。東京オリンピック(五輪)でドミニカ共和国代表として銅メダル獲得に貢献した巨人メルセデス投手が、14日の中日戦(東京ドーム)で先発する。「持っている力をしっかり出せるよういいイメージでゲームに入って、勝利に貢献できるよう頑張ります」と誓った。
祖国の歴史に名を刻んだ。東京五輪では、3試合に登板し、フル回転。7月28日の初戦ではその後全勝優勝する侍ジャパンを6回0/3 1失点と苦しめた。7日の韓国との3位決定戦でも中3日の5番手で、3回1/3を無失点に抑えて勝利投手に輝いた。野球競技では同国史上初めてのメダル獲得に大きく貢献。巨人に合流した10日には「正直今でも本当かなと…。ドミニカ共和国の国全体が喜んで祝福してくれていると思う」と興奮冷めやらぬ様子だった。
今季は負傷からのスタートだった。昨年10月に左肘のクリーニング手術を受けた影響で実戦復帰は4月下旬。6月4日の日本ハム戦(東京ドーム)で今季1軍初登板を白星で飾ると、5勝1敗、防御率2・31の好成績で先発ローテをがっちりつかみ取った。国際舞台で存在感を示した左腕が、東京ドームでも光り輝く。【小早川宗一郎】