<楽天0-3ソフトバンク>◇18日◇楽天生命パーク
鷹のエースが帰ってきた。ソフトバンク千賀滉大投手(28)が、東京五輪からのチーム復帰後初先発で6回無失点の好投。4月以来の今季2勝目を挙げ、チームを後半戦負けなしの3連勝に導いた。さらに、チームは4試合連続無失点、42イニング連続無失点のダブル球団新記録を達成。千賀の完全復活で、逆転Vへ一気に勢いづく。
千賀が頼もしい姿を見せた。3回途中で自己ワースト10失点だった、7月6日ロッテ戦以来の1軍マウンド。「もう後がない状況だと、自分で自分を追い込んで投げました」。初回先頭、小深田への初球は158キロのストレート。初球打ちの打球は伸びず、中飛になった。3回までは無安打投球。4回2死三塁のピンチをしのぐと、拳を握ってほえた。
ヒヤリとする場面もあった。6回2死、浅村への3球目を投げたところで左足を滑らせてバランスを崩した。治療のためにベンチへ戻ったが「ちょっと滑っただけです。全然問題ない」。すぐにマウンドに戻り続投。浅村に四球の後、代打ディクソンを打ち取り6回無失点で役目を終えた。「久々にいい投球ができた。自分の中で気持ちを入れていけたかなと思います。チームに勝ちを持ってこられて良かった」。4月以来の今季2勝目に、安心したような笑顔を見せた。
エースの快投で、チームは4試合連続無失点と42イニング連続無失点のダブル球団新をマーク。後半戦無傷の3連勝に工藤監督も「すばらしい、すばらしいですね」と感心しきりだった。【山本大地】
▽ソフトバンク嘉弥真(7回、岡島、茂木の左打者を抑え)「先頭打者をしっかりと抑えることを意識した。無失点で次のピッチャーにつなぐことができて良かったです」
▽ソフトバンク板東(8回1イニングを3者連続三振)「ずっと無失点でつないできていたので、何とか自分もという気持ちでした。逆球が多く、まだまだ課題はありますが自分の仕事ができて良かったです」
▽ソフトバンク岩崎(9回を3人で締め)「記録に関しては全く知らなかった。チームが勝つために投げているので今日も勝てて良かった。みんなでつないでの無失点なので、少しでも記録を伸ばせるように全員で頑張っていきたい」