<ロッテ8-6ソフトバンク>◇21日◇ペイペイドーム
6回まで0-5と大きくリードされたロッテが、終盤3イニングでひっくり返した。
ソフトバンク石川の高め直球と、ブレーキの効いたパワーカーブに、6回まで内野安打1本のみ。11個の三振を奪われていた。6回に4失点し、敗色が濃くなり始めていた。
ところが7回、先頭の山口航輝外野手(21)が内野安打と敵失で出塁すると、その後1死満塁に。代打角中が2番手嘉弥真から押し出し四球を選ぶと、さらに2死満塁。藤原恭大外野手(21)が追い込まれながらも、3番手甲斐野のフォークを豪快に引っ張った。右翼フェンス直撃の二塁打となり、まず2点。さらに中村奨吾内野手(29)にも2点適時打が出て、一気に追いついた。
井口資仁監督(46)は「前半かなりの三振築いて、低めのボールをしっかり見極めできていなかったですけど」と苦笑いしながら「あの回はしっかりとみんながミーティング通りつないでくれたと思います」とつながりをたたえた。
同点にしたことも大きかったが、さらに9回、前夜攻略したストッパー岩崎からまた3得点し、逆転勝利を果たした。レアードの「運がついてきた」という内野安打で勝ち越し、代打佐藤都志也捕手(23)がとどめの4号2ランを右翼テラス席へ突き刺した。
19日の西武戦(ZOZOマリン)でも9回に同点適時打を放った佐藤都は「率直に勝ちを決められるしびれる展開だったので、うれしいです。気持ちの持ち方は、前のシーズンから意識してやってきていたので、それが結果に出てうれしいです」と、どんどん自信を深めている。
好投手の多いパ・リーグで、ロッテ打線のしぶとさが今年も発揮され始めた。2夜連続で相手救援陣を攻略。井口監督は「本来であれば先発をしっかりと打たなくちゃいけないところですけど」としつつも「今年は最後までみんな集中力を高めて、リリーフのいい投手もしっかり打ってくれている」と打線の底力に手ごたえを感じている様子だ。
引き分けを挟んで3連勝となり、貯金も今季最多タイの「4」に増えた。再来日後待機中のレオネス・マーティン外野手(33)がまだ合流していない状況ながら、上位チーム追撃への勢いが備わってきた。【金子真仁】