西武中村の先制弾に走者栗山「全力で走ったわ」同期コンビが打線苦境救った

西武対ソフトバンク 1回裏西武2死一塁、中村は2点本塁打を放ち。指さしポーズで生還(撮影・浅見桂子)

西武の高卒20年目コンビが“緊急事態”の山賊打線をけん引した。1回2死、3番栗山巧外野手が通算2000安打に9本と迫る右前打を放つと、続く中村剛也内野手が11号先制2ランをたたき込んだ。「特例2021」で打率チームトップの森と、同本塁打1位の山川が抹消となる苦境で、ベテラン2人が大きな存在感を見せた。

ソフトバンク笠谷の外角直球を逆らわず右翼席最前列に運んだ中村は「いいバッティングはできたけど、入るとは思わなくて。まだまだ力あるなと思いました」と自画自賛。一走栗山から「もっと飛ばさな! 全力で走ったわ」と笑顔で突っ込まれる1発で流れを引き寄せた。「(2000安打へ)とにかく1本ずつ積み重ねていくだけです」と黙々と挑む栗山の姿に「ほんとにスゴいなと。僕はまだあと400本くらいあるので、もっと打てるように頑張りたい」と刺激を受ける。

チーム一丸での勝利に、頼れる主砲はお立ち台で「今日は岡田くんが頑張ってくれたんですけど森が帰ってくると、なかなか出られなくなるので。その時はベンチで頑張って欲しいなと思います」と笑いを誘った。盟友栗山とともに、どんな状況でも冷静に勝利を求めていく。【鈴木正章】