若林起用も失策、代えた広岡も失策…巨人6点リード守れず痛恨ドロー

阪神対巨人 6回裏阪神無死三塁、遊撃手若林はサンズの打球を失策する(撮影・上山淳一)

<阪神6-6巨人>◇5日◇甲子園

巨人が6点リードを逃げ切れず、痛恨の引き分けに終わった。1回に吉川の適時打で先制。中島の5号2ランでリードを広げ、5回には、岡本和の2試合連続となる35号3ランで引き離した。

大勝ムードが漂った中、6点リードの6回の守備から、坂本を下げ、遊撃に若林を起用。投手も先発メルセデスから鍵谷にスイッチしたが、先頭の中野に三塁打を浴び、サンズのゴロを若林が痛恨の失策。原口、ロハスの適時打などで2点差に迫られた。

7回からは若林を一塁に移し、広岡を遊撃に起用したが、無死一塁からのマルテのゴロを二塁へ悪送球。一、三塁から糸原の二ゴロの間に1点差とされ、代打糸井に同点の適時二塁打を許し、2イニングで追いつかれた。

中島も7回の守備から退き、迫力を欠いた打線は7回から3イニング連続の3者凡退で無得点。投手陣は8回を中川、ビエイラが無失点に抑え、引き分けで試合が終了した。

元木ヘッドコーチは「エラーね。ああいうミスをすると点になってしまう。監督が言われる『4アウト、5アウト』というのはピッチャーには苦しいからね。ああいうミスはなくしていかんといかんね」と指摘した。