阪神青柳晃洋8連勝でストップ…2被弾5回5失点に「本当に申し訳ない」

阪神対ヤクルト 3回表ヤクルト1死一、二塁、青柳は村上に右越え3点本塁打を浴びる(撮影・宮崎幸一)

<阪神0-12ヤクルト>◇7日◇甲子園

リーグトップタイ10勝を挙げている阪神青柳が、まさかの2被弾など5回8安打5失点で3敗目を喫した。「チームもいい流れで迎えた試合でしたが、自分の投球で水を差すような形になってしまい、チームに本当に申し訳ないです」。4月28日中日戦以来13試合ぶりの黒星。4戦3勝と好相性だったヤクルト戦で、自身の連勝は8で止まった。

初回に連打で1点を失うと、2回は8番サンタナに右翼スタンドギリギリのソロを浴びた。3回1死一、二塁で4番村上に初球のシンカーを完璧に捉えられ、右中間へ特大3ランを献上。ここまで2本塁打を浴びていた主砲につかまってしまった。

前回8月31日中日戦(甲子園)では3回に一挙5失点。開幕から安定感抜群の投球を続けてきたが、ここ2試合で苦戦する。矢野監督は「もうちょっとバッテリーが工夫できるところがあったんじゃないかなと思うけど。1点はね、仕方がない部分はあるけど、次の3点はちょっと重い」。相手がさまざまな対策を講じる中で、それを上回る投球を期待した。「今までそうやってやられている中で成長できてきた部分もあるし。まだまだ成長せなあかんところもある」。前半戦首位を走るチームに大きく貢献してきた右腕。苦しい時期を乗り越えられる力はある。【磯綾乃】

▽阪神福原コーチ(2戦連続5回5失点で3敗目の青柳に)「疲れがちょっと出ている。ゴロ、凡打をイメージして投げてほしい。しっかり調整して次、やり返さないといけない」