楽天岸孝之7回途中4失点8敗目「打たれた球甘かった」自力V消滅も前向き

ロッテ対楽天 7回裏ロッテ無死二塁、レアードに適時二塁打を許しマウンドで渋い表情の岸(撮影・垰建太)

<ロッテ4-1楽天>◇11日◇ZOZOマリン

楽天先発の岸孝之投手(36)が7回途中5安打4失点で8敗目を喫し、ZOZOマリンで昨年から続く自身の連勝は3で止まった。

1回、先頭荻野に中越え三塁打を浴びると、小窪の左犠飛で先制を許す。2、3回は3者凡退に抑えたが、4回に中村奨、マーティンに連続二塁打を打たれ、追加点を許した。

5、6回は3者凡退。7回はマーティン、レアードに連続二塁打を許し失点。代打高部の犠打後、1死三塁で森原へとマウンドを譲った。

同球場では昨季2戦2勝、今季も試合前時点で1戦1完封と好相性だった。

直球、変化球の精度には「ぼちぼちですね。ここぞで甘くなってるのもあるので、どっちもどっちですね」とし、5安打すべてが長打だったことには「打たれた球に対してのコントロール。前の球が良くても、打たれた球が甘かった」と悔やんだ。

チームはロッテに8連敗で同カードの負け越しが決定。4ゲーム差をつけられれ、自力優勝の可能性が消滅した。それでも「諦めない。自分のできること、ベストを尽くします」と力強く前を向いた。