五輪スケボー金の西矢椛が始球式「MOMIJI」ユニでワンバウンド投球

オリックス対西武23回戦 特別始球式を務めた東京オリンピック・スケートボード金メダリストの西矢椛さん(現場代表)=2021年9月19日

<オリックス4-1西武>◇19日◇京セラドーム大阪

東京オリンピック(五輪)スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛(もみじ=14)が特別始球式に登場した。

日本史上最年少の金メダリストで大阪・松原市出身の西矢は、名前にちなんだ背番号「248」をつけ、背ネームには「MOMIJI」と刻んだユニホームを着用。マウンドからの投球をワンバウンドで捕手のミットに届けた。

「緊張したけど、楽しかった。マスコットキャラクターが寄ってきてくれて楽しかった。(ホームは)遠かったです」

投球の採点は「80点です。真っすぐ飛んだのがよかった」と笑顔で話し「今日はオリックスの人たちに招待してもらったので、オリックスを応援したいと思います」と力を込めた。

今後の目標は「自分らしく滑って、海外のストリートを回りたい。今は暗いニュースとかが多いけど、何事も最後まで諦めずに、楽しくを忘れずに一緒に頑張っていきたいです」。五輪前と後の違いは「スケボーする人が増えてうれしいけど、滑る場所が少ないので増やしてほしいな」と“注文”も行った。

西矢は13歳10カ月だった今夏7月26日の東京五輪で、見事な大技を決めて日本選手史上最年少で頂点に。フジテレビの倉田アナウンサーの「決まったー! 13歳、真夏の大冒険!」の実況がトレンド入りするなど、周辺も含めて大きな話題を呼んだ。