中日ビシエド球団外国人最多安打タイ「とても光栄」パウエル打撃コーチ並ぶ

阪神対中日 1回裏中日2死一塁、右中間へ先制適時二塁打を放つビシエド(撮影・上田博志)

<中日-阪神>◇22日◇バンテリンドーム

中日ダヤン・ビシエド内野手(32)が、1回に阪神先発青柳から中堅への先制適時二塁打を放ち、今季113安打目を記録。来日6年目でNPB通算765安打とし、パウエル打撃コーチが持つ球団外国人選手最多安打に並んだ。

3ボール1ストライクからの4球目ツーシームを見逃さなかった。ビシエドは、「しっかりボールを捉えられたが、高松が良く走ってくれた。先制点が取れて良かったよ」と、一走の高松の好走塁で、8試合ぶりの打点もつく先制打につながったことを喜んだ。「パウエルコーチは偶然にも今、ドラゴンズでコーチをしてくれている。日本で素晴らしい成績を残したパウエルコーチの安打の記録に並んだということは、とても光栄なことです」と、偉大な先輩の前で記録に並べたことも笑顔を見せた。

ビシエドは16年に来日、18年に首位打者、最多安打を獲得し、18、19年にベストナインを連続受賞、20年にはゴールデングラブ賞も受賞した。パウエルコーチは92年から97年まで中日に在籍し、94年から助っ人初の3年連続首位打者を獲得している。