阪神長坂拳弥決勝打「できることをやるだけ」最終盤での1軍昇格へ備え

ウエスタン・リーグ広島対阪神 9回表阪神1死二、三塁、左前へ勝ち越し適時打を放つ長坂(撮影・清水貴仁)

<ウエスタン・リーグ:広島2-4阪神>23日◇由宇

阪神長坂拳弥捕手が決勝打を放った。9回に2点差を追い付き、なお1死二、三塁で中崎の速球に的を絞り、1ストライクから低めの直球を左前にはじき返した。

「勝ち越し打になったのは良かった。自分が出たところで、自分のできることをやるだけ」。3回の左安打と合わせてマルチ安打。今季は2軍生活が続くが、19、20年と2年連続でシーズン初打席で本塁打を放った27歳のラッキーボーイが、最終盤での1軍昇格へ備えている。