JR東日本・西田光汰5年目で初の完投勝利「負けたら終わりという試合で」

JPアセット証券対JR東日本 JR東日本先発の西田(撮影・関根直人)

<都市対抗野球大会東京都2次予選:JR東日本7-1JPアセット証券>◇24日◇第2代表決定トーナメント1回戦◇大田スタジアム

JR東日本の西田光汰投手(23=大体大浪商)が9回を1安打1失点に抑え、入社5年目で初の完投勝利を挙げた。

この日敗れると、本戦出場の道が閉ざされる状況での登板だった。「負けたら終わりという試合で起用してもらえて、結果を出せたことがうれしい」。ストライクゾーンを余すことなく使って、凡打の山を築いた。入社1年目と3年目には右肘のクリーニング手術を経験。社会人初の完投勝利に「6回くらいから、ベンチに戻るたびに球数を確認していました」と笑顔で話した。

浜岡武明監督(49)は「もう後がない今日の試合は西田を使うと決めていました。直球に力があって、効果的にチェンジアップが決まっていました。ナイスピッチングです」と賛辞を送った。