オリックスT岡田「彼の分も気持ちを背負って」引退西浦へ贈る200号

オリックスの200本塁打達成者

<ロッテ2-5オリックス>◇28日◇ZOZOマリン

節目の1発に、仲間への思いを乗せた。オリックスT-岡田外野手(33)が1点を追う4回2死一、三塁で、ロッテ石川から右翼席へ逆転14号3ランを放った。NPB史上111人目の通算200号に到達。球団では97年藤井以来史上7人目となった。

「みんながつないでくれたチャンス。どんな形でも自分もつなごうと」

プロ16年目の生え抜き33歳。幾多の苦境を乗り越えられたのは、仲間の存在だった。振り抜いたバットはボールボーイでなく、吉田正が拾った。ベンチ前でキャッチボール中だった先発山崎福は興奮気味に背番号55を祝福。記念パネルはラオウ杉本から受け取った。

チームを引っ張る…というよりは勢いづける存在。「意識してね、やることが変わるかと言えば、そうでもない。自分も含めて、まだまだ成長していかないといけない」と若手に負けず、自らも向上心を常に抱く。穏やかな表情ながら「ほんとに全員でつかんだ1勝」と拳を握った。

大阪・舞洲では22歳の若さでバットを置く決意をした西浦の引退試合が行われた。難病と戦う後輩の決断に「僕らはもっともっと頑張らないといけない。彼の分も気持ちを背負って。優勝という形をプレゼントしてあげたい」と熱い思いを届ける。

1敗でもすれば首位ロッテにマジックが点灯する勝負の3連戦の初戦を制し、2ゲーム差とした。T-岡田は「(吉田)正尚も帰ってきた。勝っても負けても良い雰囲気をつくっていけたら」。残り20試合。14年に2位で涙した男が、晴れやかな表情でオリックスを支えている。【真柴健】

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