ソフトバンク松田宣浩300号 お決まり「熱男!」で喜び 史上44人目

ソフトバンク対西武 3回裏ソフトバンク2死二塁、通算300号となる左越え2点本塁打を放ち、記念ボードを手に笑顔を見せる松田(撮影・岩下翔太)

<ソフトバンク-西武>◇29日◇ペイペイドーム

ソフトバンク松田宣浩内野手(38)がNPB史上44人目の通算300本塁打を達成した。3点リードの3回1死二塁で、西武浜屋の高め直球をとらえ、「テラスの申し子」と自称する松田らしく、左翼ホームランテラス席へ運ぶ今季13号2ランとなった。ベンチ前ではお決まりの「熱男!」ポーズの後には指を3本立てて喜びを表現した。

松田は14年からの連続試合出場が昨年で途切れた。今季もベンチスタートが増えているが、同じ姿勢で準備を続けて09年以来自身12年ぶりの代打安打も放った。これまでに「まずは練習まではしっかりやって、試合前の10分前のルーティンというのは出るときも出ないときもやって、そのあとは出番に備える感じでやっています。与えられたところでやるだけなので、変わりはない」と語っていた。

2戦ぶりスタメンとなったこの日は、前回対戦でも本塁打を浴びせていた得意の投手から節目の1発を放った。

▼通算300本塁打=松田(ソフトバンク) 29日の西武22回戦(ペイペイドーム)の3回、浜屋から今季13号を放って達成。プロ野球44人目。初本塁打は06年4月22日のオリックス5回戦(大阪ドーム)で松村から。1855試合で達成は、16年新井(広島)2179試合、78年松原(大洋)1862試合に次ぐ史上3位のスロー記録。