阪神佐藤輝明ついに野手ワースト54打席無安打 必死の早出特打も実らず

阪神対広島 5回裏阪神無死三塁、左飛に倒れるベンチに戻る佐藤輝(撮影・上田博志)

<阪神2-8広島>◇29日◇甲子園

阪神佐藤輝明外野手がついにNPB歴代野手ワーストの54打席連続無安打となった。この日は1軍復帰後6戦目で初めてスタメンを外れていた。2点を追う5回無死三塁で先発青柳の代打として起用。好機での登場にスタンドも盛り上がった。

広島先発九里とは、過去2戦で6打数2安打1打点と苦手な相手ではない。1ボールから、2球目の高め142キロを打ちにいったが詰まって定位置よりも浅い左飛。三塁走者梅野もタッチアップできなかった。安打は出なくても犠飛や内野ゴロでも1点の場面で仕事ができず悔しそうにベンチへと戻った。

これまで2リーグ分立後で最長だった93年トーベ(オリックス)をルーキーが28年ぶりに更新してしまった。トンネル脱出へ必死にもがいている。この日も早出特打を行い、フリー打撃前にはベンチ前でメディシンボールを、バットをスイングするように腰を回し、遠くへ投げる練習を繰り返した。フリー打撃では39スイングで柵越えは5本。珍しくバットを折るシーンもあった。井上ヘッドコーチは「連敗でも切り替えていくしかない。それぞれが、誰かが突破口を開いてくれれば、それでその穴が大きくなってくれる。それに期待するしかない」と話す。佐藤輝も自身のトンネル脱出でチームに突破口を開けたい。【石橋隆雄】