<とっておきメモ>
<阪神2-8広島>◇29日◇甲子園
広島九里亜蓮投手(30)が、プロ8年目で初の2桁となる10勝目に到達した。。今季2戦2敗と苦にしていた阪神戦に先発し6回2失点。幾度と訪れたピンチを最少失点でしのぎ、節目を迎えた。気迫の投球でチームを今季最長タイの5連勝と2カード連続勝ち越しに導いた。
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九里は「10勝」という大きな壁を越えるため、あらゆるトレーニングに挑戦し続けた。昨季からは、やり投げと低酸素マスクを導入。昨オフには練習強度に応じて酸素量を調節できる新型の低酸素マスクを取り寄せた。そして今季の4月中旬からは「ショルダーチューブ」と呼ばれる新兵器を取り入れた。
長さ約170センチ、重さは約1キロで、両端に重りがつけられ、ビヨンビヨンとしなるトレーニング棒だ。片手で真ん中を持ち、上下や左右に動かすことで、肩周りの強化を促すもの。遠征先にも持ち運んでいる。メジャーリーガーも肩や肘の負担を軽減するため、ウオーミングアップなどでも愛用する選手が多いという。九里は「知り合いに紹介してもらいました。(メジャー通算303勝左腕の)昔ランディ・ジョンソンがやっていたやつの進化版みたいな感じです」と説明した。
まだ30歳。旺盛なチャレンジ精神で、日々進化を遂げている。【広島担当=古財稜明】