ソフトバンク連敗で5割逆戻り 岩崎の配置転換示唆「考えないと」工藤監督

オリックス対ソフトバンク 7回裏オリックス1死満塁、打者伏見の時、岩崎(右)は暴投で杉本の生還を許す(撮影・前岡正明)

<オリックス2-1ソフトバンク>◇1日◇京セラドーム大阪

ソフトバンクが9月19日以来、約2週間ぶりの連敗で勝率5割に逆戻りした。オリックスに逆転負けで首位浮上を許し、ゲーム差は6に拡大。工藤公康監督(58)は「いい形で後半までは来られたので。こういうゲームをして、後は勝ちきるというところ」と淡々と振り返った。

前夜、敗戦投手になった守護神の森に続いて、この日はセットアッパー岩崎が崩れた。同点の7回に先頭からの連打と犠打で1死二、三塁のピンチを背負うと、T-岡田を申告敬遠で満塁策を取った。続く伏見への初球、154キロの直球が引っ掛かりり、外角へ大きくそれるワンバウンドの暴投で勝ち越しの走者を生還させてしまった。

岩崎は9月19日楽天戦でも、同点の7回に2失点して黒星。ワンポイント登板を除けば、1回をきっちり3人で締めたのは8月18日楽天戦までさかのぼる。工藤監督は「この先は、ちょっと考えないといけないところもあるのかなと思う。7回は」と配置転換も示唆した。

Aクラス浮上へ3位楽天にも2ゲーム差がついた。指揮官は「また切り替えて、明日という風にしていかないといけない」と歯を食いしばり、前を向いた。【山本大地】