阪神岩田稔は「希望の星」1型糖尿病根治へ今後も啓発活動継続

阪神岩田(21年9月撮影)

引退しても阪神岩田稔は「希望の星」であり続ける。

大阪桐蔭2年冬に1型糖尿病を発症。阪神入団後は08年から患者との交流会、病院訪問などに尽力した。09年からは同病患者・家族の支援団体「日本IDDMネットワーク」を通じ、1勝につき10万円を「1型糖尿病研究基金」に寄付。創設した「岩田稔基金」は同病根治を目的とした研究助成に使われている。この日は同団体の井上龍夫理事長から感謝のメッセージを寄せられ「入団時の『患者の希望の星になりたい』という言葉に負けないように、諦めない気持ちを見せたかった」。今後も啓発活動は続けていく。