カナダ出身の早大・ユエン賢、神宮デビューで無失点「思い出に」小宮山監督

早大対東大 7回裏東大1死三塁の場面で2番手としてマウンドに上がった早大ユエン(撮影・浅見桂子)

<東京6大学野球:早大23-1東大>◇第3週第1日◇2日◇神宮

カナダ出身の右腕・ユエン賢(けん)投手(2年=セントジョセフ)が神宮デビューを飾った。

18-1の7回1死三塁、先発の徳山が足をつり降板。2番手で上がった。カウント2-1から迎えた最初の打者には四球(記録上は徳山に四球)を与えたが、次の打者を136キロ真っすぐで空振り三振。その次の打者には死球を与えたが、最後は137キロ見逃し三振で終えた。

小宮山悟監督(56)は「国際教養学部に一般学生として入りましたが、(野球部に)入部したいと。いろんなことがありました。今日は相当な思い出になる1日になったでしょう」と目を細めた。

「『ユエン、交代だ』と伝えたら、『イエッサー』と言ってたよ」と、無失点デビューに小宮山監督もうれしそうだった。