JFE東日本3年連続本戦へ「何があっても3回まで抑えようと」好投の山田

JFE東日本対テイ・エステック JFE東日本対テイ・エステック 力投するJFE東日本・先発の山田啓太(撮影・阿部泰斉)

<都市対抗野球大会南関東2次予選:JFE東日本4-2テイ・エステック>◇5日◇第3代表決定トーナメント◇代表決定戦◇浦安市運動公園野球場

JFE東日本は、今年入団した先発・山田啓太投手(23=白鴎大)が試合を作り、3年連続25回目の本大会出場を決めた。

左腕で140キロを超える速球を武器に、100キロ台のカーブを織り交ぜる投球術を駆使。5回1/3を6安打8奪三振1四球で、相手打線を翻弄(ほんろう)した。失点は5回に許した1点のみで「前半3回を抑えることが、ウチの必勝パターン。何があっても3回まで抑えようと思ってました」と、イメージ通りの投球だった。

1年目のこれまでは、日々社会人野球の厳しさを痛感しているという。「練習試合と同じような心構えで臨んだら、本気で勝ちに来てる人たちにはかなわないと感じました。今日の試合は、気合が結構入ってました。伝わらなかったかもしれないですけど」。ゆったりとした口調で柔らかい表情のその裏に、内に秘めた闘志が人一倍あった。