オリックス紅林が球団史上初10代2桁本塁打 中嶋聡、イチロー超え

オリックス対日本ハム 1回裏オリックス1死一塁、紅林は先制の左越え2点本塁打を放つ(撮影・前岡正明)

<オリックス-日本ハム>◇5日◇京セラドーム大阪

オリックス紅林弘太郎内野手(19)が、球団史上初となる10代2桁本塁打を放った。

初回1死一塁で日本ハム先発の河野のストレートを捉え、左翼スタンド5階席へ10号先制2ラン。「(感触は)これまでで一番よかったです! なんとかラオウさんに回すことだけ考えていたので、それがいい結果につながってくれてよかったです」と声を弾ませた。

10代での2桁本塁打は球団史上初。これまでの球団の最年少2桁本塁打はいずれも21歳シーズンで、90年に現監督の中嶋聡が12本(プロ4年目)、94年にイチローが13本(同3年目)に放った。紅林は中嶋、イチローの記録を塗り替えた。

◆紅林弘太郎(くればやし・こうたろう)2002年(平14)2月7日生まれ、静岡県出身。駿河総合では1年夏から中軸を担い、高校通算40本塁打。19年ドラフト2位でオリックス入団。高卒1年目から5試合に出場し安打、打点を記録した。186センチ、94キロ。右投げ右打ち。