ヤクルト1位で投手指名方針も公表せず 願掛け「するかもフフフ」監督

星稜・奥川の交渉権を獲得し、笑顔を見せるヤクルト高津監督(左)。中央は阪神矢野監督、右は巨人原監督(2019年10月17日撮影)

<プロ野球ドラフト会議>◇11日

ヤクルトは都内の球団事務所でスカウト会議を行い、ドラフト1位で投手を指名する方針を確認した。

高津臣吾監督(52)は、1位指名選手について「今回ははっきり言いますと、公言しないということにした」と説明した。これまで4年連続で1位指名選手を事前に発表してきたが、5年ぶりに公表をしない。補強ポイントは投手で、筆頭候補は西日本工大の隅田が有力とみられる。外れ1位を含めた上位候補も即戦力投手中心にリストアップ。投手陣の整備に重きを置く。くじ引き役は3年連続で高津監督が務める。19年には3球団競合の末、奥川を引き当てた。願掛けは「するかもしれないですけど、ちょっと言えないです。フフフ」と含みを持たせた。