ドラフト当日本塁打 駒大・鵜飼航丞、200球緩い球打ってタイミング確認

駒大対青学大、鵜飼は中越えに同点ソロ本塁打を放つ(撮影・小沢裕)

<東都大学野球:青学大4-2駒大>◇第4週第1日◇11日◇神宮

駒大のドラフト候補、鵜飼航丞外野手(4年=中京大中京)にその当日、今季2号本塁打が飛び出した。

1点を追う7回1死、外寄り低めのストレートを捉えた打球が、一気にバックスクリーン右に飛び込んだ。

「バットのシンを食えば、どこにでも入ると思っています」。

つい2日前、大倉孝一監督(59)を相手に打撃練習を行った。約200球、緩い球を打ってタイミングの取り方を確認した。大倉監督は「間の取り方を言ってきた。それが取れれば、ああいう打球が飛ぶんです」と話した。鵜飼も「監督に投げてもらい、それが実戦で生かされてタイミングがとれた」と話した。

絶賛された傍らの大倉監督は「そんな200球を打っただけで、すぐ打てるようになるか」といって大笑いしていた。