明大が今季初黒星「同じ打者にやられすぎ」田中武宏監督

早大対明大 3回裏明大1死二塁、上田は右越えに本塁打を放つ(撮影・柴田隆二)

<東京6大学野球:早大8-5明大>◇第5週第1日◇16日◇神宮

明大が4点のリードを守れず逆転負けし、今季初黒星を喫した。

先発したエース竹田祐投手(4年=履正社)は7回2失点で降板。この時点で3点のリードがあった。9回も2点リードで迎えたが、2死をとったあと、四球の走者を出し、そこから一気に集中打を浴びた。5連打された。5失点。目前の勝利が吹っ飛んだ。

試合前のことだ。田中武宏監督(60)はナインに「守りは2死を取って安心しない、攻撃は2死となってもあきらめない」と強調していた。「それをまんまとやられてしまいました」。

早大・今井に2本塁打含む4安打されたのが何より痛かった。田中監督は「同じ打者にやられすぎました。シンを外しても飛んでいくのは分かっていた。(味方投手が)ドンピシャの高さに投げている。結果を欲しがってしまった」と振り返った。