斎藤佑樹「栗山監督にかけられた言葉は一言一言重みが」引退会見一問一答2

引退会見で花束を手に笑顔の斎藤(撮影・黒川智章)

日本ハム斎藤佑樹投手(33)が17日、札幌市内の球団事務所で引退会見を行った。一問一答は次の通り。

 

-一番うれしかったシーン、苦しかったシーンは

うれしかったシーンはたくさんあるんですけど、やっぱり2012年の開幕投手を栗山監督から指名してもらって、そこで完投して勝てたことです。苦しかったことで言えば、基本的に…苦しかったです。それも、今思えば、苦しかったけど、僕にとってはいい経験をさせてもらったなと。

-野球人斎藤佑樹にとって一番影響を受けた人は

一番は決めづらいんですけど、たくさんありましたね。一番というのは、今はちょっと言えないです。

-同じタイミングで栗山監督が退任を発表。監督への思いは

栗山監督にはたくさん迷惑をかけましたし、たくさん面倒も見てもらったし、その中で叱られたことも、もちろん褒められたこともありますし、プロ野球生活でたくさんのことを教えてもらったので、感謝してもしきれないぐらい。ちょっと言葉がまとまらない、そのぐらい尊敬できる方だなって。

-苦しい時期も監督が気にかけてくれた

栗山監督に会うたびにかけられる言葉っていうのは、一言一言に重みがありましたし、その一言一言が僕にとって前に進むために必要な言葉だった。

-今、自分自身に声をかけるとしたら

難しいですね…。自分自身に声をかけるとしたら「休んでいる暇はないぞ。この先もファイターズに、または野球界に対してちゃんと恩返しをするために、次に進みなさい」と。

-幼いころから続けてきた野球。斎藤投手にとって野球とは

野球を通していろんな方と出会いもありましたし、野球をやらなければ、こんなに多くのことを経験できなかっただろうなと思います。そういった意味では、野球を通して、こんなにたくさんの素晴らしい方々に出会えたんだなと思います。

-今後について考えていることは

今自分が出来ることと、出来ないことと、やらなくちゃいけないことをしっかり考えて、まずはそれをしてから、次に進みたいなと思います。

-ファンへ

ファイターズに来てから11年間、もっと言えば高校3年生の夏の甲子園から約15年間、斎藤佑樹という野球選手を長い間、見守っていただいて、本当にありがとうございました。

-野球人生の中で一番成長したところは

先ほども申しましたが、辛いこと苦しいことばかりだったと思いますけど、その中でも、前に進まなければならないということは、大好きな野球だったからそれが出来た。どんな状況になっても、諦めないでやり続けるっていうことは大事なことなんだなと感じました。

-後輩たちへの思い

本当に誇らしい選手ばかりなので、僕からかける言葉は本当に何もないですし、ただただ、1ファイターズファンとして応援したい。

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