阪神板山祐太郎“地面スレスレ”好守 広島リクエストも判定覆らず

阪神対広島 8回表広島無死一塁、会沢の打球を前に出て捕球する左翼手板山(撮影・清水貴仁)

<阪神2-1広島>◇18日◇甲子園

阪神板山祐太郎外野手(27)が8回から入った左翼守備で間一髪の好守を見せた。8回、1点差に迫られて無死一塁。代打会沢のライナーに猛チャージし、地面スレスレで捕った。

中継で一塁に転送。飛び出していた代走大盛もアウトになった。広島はリクエストを出した。リプレー映像がバックスクリーンに映し出されるたびに場内は騒然とした。グラブの先で捕球。芝生が舞い、先に地面に落ちたようにも映ったが、判定は覆らなかった。矢野監督も「本当に際どいプレー。本当に球際強く、しっかり板山が捕ってくれたのはナイスプレーでした」とたたえた。結果的に球際を制して一気に2死走者なしになり、ピンチを断った。