巨人亀井善行「イチロースタイル」涙の演出 代打凡退後1度守備につき交代

巨人対ヤクルト 6回表、いったん守備に就く亀井義行(右)は、原監督から交代を告げられ、待ち受ける坂本(左)と抱き合い号泣する(撮影・狩俣裕三)

<巨人-ヤクルト>◇23日◇東京ドーム

今季限りで現役引退を表明した巨人亀井善行外野手(39)が、「イチロースタイル」の演出で交代を告げられ、ベンチに引き揚げた。

5点リードの5回1死満塁から菅野の代打で出場。三ゴロに凡退した後、1度は「9番右翼」で守備についたが、原監督が球審に交代を告げ、坂本らナインと抱擁した後、大きな拍手が送られる中、涙を流しながらベンチに戻った。

19年に現役を引退したマリナーズ・イチローも現役ラストゲームのアスレチックス戦で右翼の守備についた後、交代を告げられ、チームメートと抱擁。感動のシーンとして、ファンに刻まれた。