オリックス能見篤史投手兼任コーチ(42)が1日、阪神時代のチームメートだったロッテ鳥谷敬内野手(40)をねぎらい、再戦の可能性に思いをはせた。
10月31日に引退を発表した鳥谷に「まずはお疲れさまでした」と長年の努力に敬意。一方でクライマックスシリーズのファーストステージでロッテが勝ち上がり、鳥谷がメンバー入りしてファイナルで対戦することになれば「そこは感情なしに。抑えるだけ? はい」と勝負に徹する。
今季、2人は5月18日に1度だけ対戦。8回に能見が空振り三振に打ち取った。当時は感傷に浸ることなどなかったというが、シーズンを終えた今は「あれはぼくの勝ち。勝負して勝ったというのはぼくの自慢にしておきます」と笑顔を見せた。それだけ鳥谷は、頼もしく、かけがえのない存在だった。
振り返れば、必ず背番号1が後ろにいた。「困ったときにどう遊撃に打たせていくかをぼくは考えていました。遊撃という過酷なポジションであれだけの成績を残せるというのが、そこはトリが努力した結果」と思いを込めた。
先発の柱として活躍した阪神時代の14、15年などCSでも場数を踏んできた左腕は「入りが一番重要。チームとしてどう持っていくか。短期決戦は基本的に先に勝っていくのが一番大事と思うので」と経験をもとに話した。日本一に向けて負けられない戦いが、また始まる。【堀まどか】