右太もも痛で離脱していた楽天松井裕樹投手(26)が2日、1軍に約2カ月ぶりに合流した。ウオーミングアップを終えると、投手陣らが輪になり、戦線への復帰を報告。ノック、キャッチボールなどリラックスした表情で体を動かした。
今季43試合に登板し、0勝2敗、防御率0・63、24セーブだった守護神は「問題なく投げている。自分の中では戦力になれるところまでは戻ってきた感覚がある」とCSを見据えた。復帰を待っていた仲間からは「大丈夫?」などと気遣われ、「ありがたい」とより気持ちは高まった。
8月25日の練習中に痛め、26日に登録抹消。「負担かけて申し訳ない」との思いを抱える中で、リリーフ陣が奮闘する姿は、懸命なリハビリの大きなモチベーションになった。「ともに戦っている気持ちで過ごしていました」。フェニックスリーグでは先月28日と30日に登板し、ともに1回を無失点。状態を戻して、ポストシーズンに間に合う道筋を立てた。
CSのメンバー入りとなれば、相手に流れを渡さない切り札になる。頼もしい限りだが、無理は禁物。マウンドに立つことは、将来を脅かさないことが大前提となる。3日のシート打撃で「20球ぐらい」投げ、石井GM兼監督が登板可否を慎重に最終判断する。指揮官は「今年も大事だし、来年も大事。松井の選手としてのキャリアも大事。ちゃんと冷静にしっかり見たい」と話した。【上田悠太】