龍谷大11年ぶり4度目神宮切符 プロ入り熱望の中沢8回途中1失点10K

天理大戦に先発した龍谷大・中沢嶺

<関西地区大学野球選手権大会:龍谷大5-1天理大>◇3日◇第2代表決定戦◇南港中央

龍谷大(関西6大学)が天理大(阪神大学)を下して10年以来、11年ぶり4度目の明治神宮大会出場を決めた。最速145キロ左腕で先発の中沢嶺投手(2年=比叡山)は8回途中1失点で10奪三振の好投が光った。打線も12安打5得点。無失策で守り勝った。元ヤクルトの本郷宏樹監督(45)は現役時の本拠地神宮に凱旋(がいせん)する。

179センチの細身の左腕が仁王立ちした。龍谷大を全国の晴れ舞台に導いたのは中沢だ。1点リードの4回2死一、三塁。右打者に内角速球を連発し、見逃し三振を奪った。低めのカットボールも生かして、5回までに10奪三振の快投だ。

最速145キロで球持ちがよく、速球のキレが光る。中沢も「球速以上に伸びのある速球を意識していて、手元で伸びる速球が今日は出た」とうなずく。日々、30メートルのキャッチボールで理想の球筋を追求。「低めに伸びるイメージ。下から上げる」。DeNA今永に憧れ、プロ入りを熱望する。

投打の歯車がかみ合った。1回に1点を先制。6回1死二、三塁で左前へ2点適時打を放った土井翔太捕手(1年=郡山)は「自分のなかでは出来過ぎ」と笑顔。本郷監督は20年2月の就任後、初の明治神宮大会出場で「勝った方が第2代表。自分たちの野球をやったら十分、と伝えました。うれしい」と話した。今大会初戦で負けた天理大に雪辱し、堂々と勝ち抜いた。