あるぞ、2番甲斐! ソフトバンク藤本博史監督(57)が5日、来季は甲斐を上位打線で起用する可能性を示した。宮崎キャンプ2日目を終えて打線のイメージに言及。今季の主力は柳田、栗原、中村晃らが左打者で、上位も三森や牧原大と右打者が少なかった。それだけに「左投手が先発で左が4人並ぶのはあまり考えてないんですよね。間に右が入ってもらいたい」と上位打線の右打者を重視。その選択肢として「ぼくはキャッチャーだから2番はダメだとか、1番ダメだとか、そういう固定観念は全くない」と背番号19に期待をかけた。
ただ甲斐は今季リーグ最多の142三振を喫しており、上位で起用する大前提としてその改善を厳命した。藤本監督は「三振142個は多いよねと。本塁打2桁打ったのは立派やけど、差し引いたらマイナスじゃないか。つなぐ打撃も大事、というところを言った」。パンチ力もある甲斐に求めるのは「つなぎ」の打撃だ。甲斐自身も「そういった話を聞いて、アプローチの仕方とかも教えてもらった。そういう打者になります!」と気合十分。今秋は意識的に右打ちに取り組んでいる。
甲斐の「2番捕手」は今季1試合だけあり、球団では南海時代の41年国久松一以来というレア起用だった。他球団ではヤクルト中村やDeNA伊藤光が2番で出場したが、どっしり座った例は少ない。8年ぶりBクラスからの巻き返しへ「2番甲斐」がカギとなるかもしれない。【山本大地】
○…藤本監督は来季主将に柳田が就任すると明かした。「柳田なら重荷にもならないし、明るい性格なんで。チームを明るくしてくれるんじゃないかな。了解を得てます」と説明。指名した際のてんまつにも触れ「最初は笑いながら『え~』って言うとったんやけど『頼むわ』って言ったら『分かりました』と言ってくれました」と語った。チームでは18年内川以来の主将制で、新人時代に2軍打撃コーチとして指導した背番号9に託した。
◆ホークス近年の主なキャプテン ダイエー時代の98年オフに王貞治監督がキャプテン制導入を決断。翌99年には秋山幸二が就任し、引退する02年までプレーでけん引。09年に秋山新監督が主将制を復活させ、小久保裕紀が12年の引退まで全う。15年から18年までは内川聖一が務め、バットと明るさで盛り上げた。