ロッテ2位の国士舘大・池田来翔「今までにない感覚の一打」6試合ぶり安打

国士舘大対専大 6回表国士舘大1死、左越え二塁打を放つ池田来(撮影・野上伸悟)

<東都大学野球2部:専大4-2国士舘大>◇第5週第2日◇8日◇神宮

ロッテからドラフト2位指名された国士舘大・池田来翔(らいと)内野手(4年=習志野)が、大学最後の公式戦で左翼フェンス直撃の二塁打を放った。6試合ぶりの安打に「今までにない感覚の一打でした」と振り返った。

「4番二塁」で先発出場し、無安打で迎えた6回1死での第3打席。左腕の吉川大翔投手(4年=坂井)が投じた内角高め140キロ直球を振り抜いた。「あそこまで飛ぶとは思わなかったです。インコースに今まで苦しんでいたので」と明かした。

工夫があった。「インコースは体重移動が大きいと打てないので、小さくすることを心掛けました。やっと成果が出ました」。試行錯誤した末の一打だった。

いよいよプロ野球の世界に飛び込む。来年2月のキャンプインに向け、まずは先輩たちの情報をインプット中。「ネットの選手名鑑を見て勉強しています。とはいえ元々結構見ていたので、頭には入ってます」と、既に予習はばっちりだ。

クライマックスシリーズも、もちろんチェック。同じポジションの先輩から学ぶことが多いと言う。「中村奨吾さんのプレーをずっと見て勉強してます。同じ右打者で、柔らかくシュアな打撃を目標にしているので」と、目を輝かせた。

プロの世界で戦う土台をつくるため、そして憧れの存在に追いつくため、この冬は徹底的に振り込む。さらにレベルアップして、大舞台に挑む。