ラオウ・オリックス杉本裕太郎が先制2ラン「打球上がってくれてよかった」

オリックス対ロッテ 6回裏オリックス2死一塁、左越え2点本塁打を放つ杉本(撮影・垰建太)

<パ・CSファイナルステージ:オリックス2-0ロッテ>◇第2戦◇11日◇京セラドーム大阪

緊迫した投手戦の中、均衡を破ったのは、4番に座るラオウこと杉本裕太郎外野手(30)だった。

0-0の6回2死一塁。投手が東妻に代わった直後だった。初球の133キロスライダーを完璧に捉え、弾丸ライナーで左翼スタンドに運んだ。ベンチ前では青学大の後輩で一塁走者の吉田正尚外野手(28)とともに「昇天ポーズ」で喜びを爆発させた。「何とか打球が上がってくれてよかったですし、先制点になってくれてよかったです!」と笑顔で振り返った。今季公式戦でのロッテ戦ではカード別最多の13本塁打。相性の良さをCSでも発揮させた。