DeNAは11日、秋季トレーニング第2クール3日目を終えた。今秋から就任した球団OBの斎藤隆コーチ(51)がオンライン会見に応じ、動画撮影を駆使した指導を行っていると明かした。
一問一答は以下の通り。
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-今日のブルペン4投手(中川、宮国、京山、スターリン)の印象は
皆の能力、いいところ、今後の課題を、映像をもらったり数字を見て精査する段階でのブルペンなので。まだ遠くから見てるという感覚で、今は丁寧に見てる感じです。
-投球を見て話した選手は
今日は特にこうだ、という話はしてないですね。自分の中で見てました。自分なりに映像を撮って。投球フォームに関しても、映像をゆっくりみたいなと思ってます。
-映像はどんなものを
球団で撮ってるのもあるんですけど、個人的に後ろから携帯で撮ってます(笑い)
-それはなるべく全員撮りたいのか
はい。全員撮りたいですね。ベテランもキャッチボールぐらいは撮れるので、今の段階でどんなピッチングフォームなのかというのは、撮っておきたいですね。
-撮ったものはシーズンオフに確認か
撮ったそばからずっとみて、次の日ぐらいには「こういうこと感じるんだけど」とフィードバックしてます。
-今までフィードバックした選手は
今までは三嶋。今日は松本と話して、そこで出た部分を個別でキャッチボールしたりしてます。
-松本にはどのようなフィードバックを
松本は本人が変化球の精度を上げたいと。ゾーン内で勝負できる球を作ろうということで、スライダーとか。カーブはすごくいい球だったので、大きくはイジらずに。スライダーの時だけフォームが変わったので、直球と同じように投げられるようにと。まだ始まったばっかりだから、いろんな自分の良いところを作りながら、見つけていこうと伝えました。
-撮影を自身で撮る意味、こだわりは
どうしても僕の好きな角度があって。右投げの場合は、右打者か、そのもう少し外から見ると、全体のフォームがみられるんです。キャッチボールは全方向から見てます。
-解説者の時から注目するポイントだったのか
解説者の時は全体、流れを見てます。コーチの時に限ってです。スマホで何度も再生したり、スローで見たり。投手の特徴を見てます。
-家でも見てるのか
夢でも見てます。
-投手を見るポイントは
下半身と上半身のつなぎの部分ですかね。ここがどうなってるかは、ポイントです。
-個々に差はあるものか
相当あります。
-チームの投手はどうか
下半身もしっかり力があって、投げる技術が上手でも、コアの部分とか体幹の部分でロスしてしまっているなという投手はいました。1軍で活躍出来てない子や、若くてなかなかうまくいってない子はそのパターンが多いです。
-来春にかけてなおしていくイメージか
その通りです。必ずしも技術的に足らないわけではなくて、そもそも筋力的に足らない場合もある。DeNAの場合はトレーニング面を出力して、全部数字で出してくれているので、それを精査して選手にフィードバックするときに僕が理解して、シンプルに伝えるようにしています。