ソフトバンクが15日、宮崎秋季キャンプでレクリエーション要素を含んだ打撃練習「小久保カップ」を実施した。小久保裕紀2軍監督(50)の発案で「的当て」「ホームラン競争」の2種目で、若手ら10人に楽しみながら競わせた。
「惜しい!」「くそ~!」「いけっ!」。選手たちからは口々に、気持ちの入った声が漏れた。的当ては遊撃と二塁の位置に置いたネットを狙い、6分間で何回当てられるか、ホームラン競争は3分間2セットで柵越え数を争った。小久保2軍監督も打撃投手を務めるなど、優しい表情で若手たちを見つめた。
遊びのように見えるが、当然、それだけではない。小久保2軍監督は「ずっとやっていても飽きる。メリハリも大事なんでね。遊び心を持ちながら、バットコントロールを身につけてほしい。ホームラン競争は自然と体を使って振ることができる」と意図を明かした。
来季4年目の水谷は的当てでトップ。ホームラン競争でも2位に付けて“総合優勝”を飾った。「楽しみながら、何か身になるようにと思ってやりました」と声を弾ませ、小久保2軍監督の狙い通りに、楽しみながら自信を付けた。
第1クールでは、選手に限界まで振り込ませる「無限特打」を打ち出し、第3クールに入って今度は対照的に遊び心満載のメニューを披露。厳しいだけじゃない、硬軟織り交ぜた小久保流の若鷹育成が熱を帯びてきた。【山本大地】