慶大・清原正吾が先制打も中京大に敗れる「まだまだ精神面も足りていない」

中京大対慶大 3回裏慶大2死満塁、左前に先制の2点適時打を放つ清原

<大学野球オータムフレッシュリーグ:中京大5-4慶大>◇19日◇第1日◇静岡市・草薙球場

プロ通算525本塁打の清原和博氏(54)の長男で慶大・清原正吾内野手(1年)が先制打を放った。

静岡県で開幕したオータムフレッシュリーグの中京大戦に、父が西武時代につけた背番号3を背負って登場。「4番一塁」で先発すると、0-0の3回2死満塁で迎えた2打席目だった。カウント3-1から変化球を捉え、左前に先制の2点適時打。「変化球への対応を課題に練習してきた。その成果が出て安心した」。一塁ベース上で右手の拳を突き上げた。

一方で、その後の打席では快音響かず、5打数1安打。9回には2死一、二塁と長打が出ればサヨナラの好機で打席が回ったが、投ゴロに倒れた。「勝負どころで打てない。正直、まだまだ精神面も足りていない」と厳しい表情も見せた。

オータムフレッシュリーグでは、21日の最終日まであと3試合を予定。“伸びしろ”も残した19歳は「しっかり今日の打席を振り返って、課題を明確にする。素振りをして、今日よりも良い結果を残せるように頑張りたい」と、力を込めた。