オリックス杉本2安打も痛恨の失策 9回打球をファンブルし生還許す

オリックス対ヤクルト 9回表ヤクルト2死二塁、オスナの右前打をはじく右翼手杉本(撮影・前田充)

<SMBC日本シリーズ2021:オリックス0-2ヤクルト>◇第2戦◇21日◇京セラドーム大阪

オリックス杉本が日本シリーズ初安打を含む2安打と気を吐くも、最終回に痛恨の適時失策を犯した。2回先頭でヤクルト高橋のチェンジアップをはじき返し左前打をマーク。「早く1本出したかったのでよかったです。昨日は甘い球が来なかったので甘い球が来ればミスショットせずにと」。4回には外角低めのチェンジアップに食らい付いてバットの先で拾い、全力疾走で二塁内野安打とした。

4打数無安打、3三振だった第1戦とは一変、チームで唯一のマルチ安打と存在感を見せた。しかし9回の守備で、2死二塁からオスナの右前打を処理した際に打球をファンブル。前進守備を敷いていたが、二塁走者元山の生還を許し、唇をかんだ。

「短期決戦なのでダメでも次取り返すチャンスがある。良くても悪くても切り替える」。CSファイナルステージのMVP男が敵地で悔しさを晴らし、次こそ「昇天ポーズ」で沸かせてみせる。

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