ヤクルト中村悠平の適時打で勝ち越し、三塁手宗の悪送球重なり一挙3点

ヤクルト対オリックス 5回裏ヤクルト2死満塁、中前2点適時打を放ち、ナインの出迎えに笑顔を見せる中村(中央)(撮影・前田充)

<SMBC日本シリーズ2021:ヤクルト5-4オリックス>◇第3戦◇23日◇東京ドーム

恋してムーチョ!ヤクルトが、中村悠平捕手(31)の適時打で一気に勝ち越した。

0-1で迎えた5回2死満塁、カウント1-1からオリックス3番手バルガスの3球目、149キロを中前へはじき返した。

2人が生還したところで、オリックスの三塁手宗が二塁への送球をミスし、ボールが外野を転々とする間に、三塁で止まっていたサンタナも生還し、一挙3点を奪った。

中村は、この打席の登場曲を15年も使用していたTUBEの「恋してムーチョ」に変更。自身のあだ名であるムーチョにちなんだ曲でも、スタンドを沸かせていた。

2回の第1打席は2ストライクまで走者を送れず、最後は空振り三振に倒れており「1打席目にバントを失敗していたので、そこで僕が流れを切ってしまったので、この打席は何としてでもという気持ちで打席に入りました。いい場面で取り返すことができて良かったです」とコメントした。