ヤクルト1位法大・山下輝は背番号「15」日本一は「テレビで見てました」

仮契約を結んだヤクルトのドラフト1位の法大・山下は自身の名前と背番号が入ったタオルを笑顔で掲げる(撮影・鈴木正章)

ヤクルトからドラフト1位指名を受けた法大・山下輝(ひかる)投手(22)が30日、都内で入団交渉に臨み、契約金9000万円、年俸1400万円で仮契約を結んだ。背番号は「15」に決まった。(金額は推定)

188センチ、100キロで最速152キロを誇る大型左腕は、日本一チームへの加入に「(日本一の瞬間は)テレビで見ていました。ほんとに素晴らしいチームに入れるんだなとい、うれしく思っています」と気持ちを高めた。

疲労骨折していた左前腕尺骨はすでにギプスも取れて回復も順調な様子。「可動域的には8、9割は戻ってきている。あとは筋力を12月に戻して、投げられる形で入りたいなと思います。投げられる段階に入れれば、春季キャンプで投げていきたいと思います」と見通しを示した。

また背番号15は、90年代を支えた岡林洋一投手が付けていたもの。ヤクルト橿渕聡スカウトデスク(47)も「やっぱり岡林投手のイメージが僕らも強いですし。球団としての期待の大きさと考えていただいで結構です」と、あらためて大きな期待を寄せた。