阪神6位豊田寛、社会人最後の舞台は出番なし「ふくらはぎ軽い肉離れ」監督

日立製作所対東邦ガス タイブレークでのサヨナラ負けにがっくりと引き揚げる日立製作所・豊田(中央左)ら(撮影・足立雅史)

<都市対抗野球:東邦ガス2-1日立製作所(延長10回)>◇4日◇2回戦◇東京ドーム

阪神からドラフト6位で指名された日立製作所(日立市)の豊田寛外野手(24=国際武道大)が、出番なく、社会人野球に幕を下ろした。タイブレーク(1死満塁)の延長10回に日立製作所・田川賢吾投手(27=高知中央)が押し出し四球を与え、東邦ガス(名古屋市)にサヨナラ負けを喫した。

試合後に和久井勇人監督(59)は豊田について「両ふくらはぎの軽い肉離れ。今日の試合は走ることもできなかったので、ちょっと試合に出すというのは考えづらい状態でした」と出場なしに終わった経緯を明かした。

豊田は11月30日のヤマハとの1回戦の5回2死三塁で右翼へ2ランを放ったが、顔をゆがめながらダイヤモンドを1周。インパクト時に両足がつったため、大事を取って5回裏の守備から交代。患部の状態を見ていた。

4日の試合前には全体のシートノックには参加せず、ベンチ前で軽く素振りをするなど体をほぐす運動をしていた。