巨人菅野“離島トレ”計画、砂浜ダッシュ&クライミングで指先まで鍛える

ダッシュを繰り返す巨人菅野(2021年6月撮影)

巨人菅野智之投手(32)が野性味トレーニングを導入する。6日、大阪市内で行われた選手会総会に出席。海外FA権を行使せず、来季の残留を決めたエースはオフ期間の自主トレ計画を明かした。拠点にするのは、沖縄・宮古島の北西約5キロに位置する伊良部島。島民約5000人の離島に20日から来年1月20日まで“島ごもり”の野球漬け生活を送る。

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足の裏、足の指でつかむ。今季はコンディション不良が重なり4度の離脱を強いられ「今年は特に肘も痛めましたし、末端、足先とか指先がより大事だなと思いました」。島内に点在するビーチで、素足で砂浜ダッシュを毎日の日課として敢行する。

手の指先でもつかむ。白球を挟み、押し出す、縫い目にかかる“指力”を上げる。自主トレ出発前に都内のトレーニング施設で「つかむ力、手に関してはロッククライミングやろうかなと思っている」。指先の感覚に力強さを加える。

今季は19試合に先発して6勝7敗、防御率3・19。ヤクルトとのCSファイナルステージでは中4日で先発するも6回途中5失点KO。悔しさだけが残ったシーズンからのV字復活が使命となる。ポスティングシステムを利用しての米メジャー挑戦を模索した昨オフは交渉に時間を要し「全く自主トレできなかったので、(今オフは)ちょっと早めから入って徐々にペースを上げていきながらと言う感じですね」。クリスマスも正月もない。強い覚悟を胸にチームメートの中川、山崎伊、鍬原と4人で伊良部島に渡る。【為田聡史】

◆砂浜トレ 広島佐々岡監督も現役、投手コーチ時代から砂浜でのトレーニングを実施。「瞬発や切り返しの部分を鍛えられる」と効果を説明していた。高い負荷のトレーニングを、膝や股関節への負担を軽減しながら行うことができる。レッズ秋山や、ソフトバンク中村晃、今季限りで引退した阪神岩田らも砂浜で自主トレしていた。

◆ロッククライミング 手足を使って岩壁をよじ登るもの。近年はクライミングジムも増加傾向にある。バランス良く全身の筋肉を鍛えることができ、股関節や肩甲骨を使うことからストレッチ効果も期待される。東京五輪では競技化されたスポーツクライミングが新競技として追加。女子複合で野中生萌が銀メダル、野口啓代が銅メダルを獲得した。