目立つロッテ育成選手の奮闘 盗塁王和田と育成同期の森遼大朗が支配下契約

ロッテと支配下選手契約を結んだ森遼大朗

ロッテは9日、育成選手の森遼大朗投手(22)と来季の支配下選手契約を結んだ。年俸は推定420万円で、新しい背番号は「62」に決まった。

都城商(宮崎)から入団し育成選手として4年目となった今季は、美馬に教わったフォークで投球の幅を広げ、先発右腕として大きく開花。イースタン・リーグで10勝を挙げ、チームの優勝に大きく貢献した。念願の2ケタ背番号「62」を手に入れた。

松本尚樹球団本部長(51)は「今年1年、ファームで10勝して、ローテーションをきっちり守ってということで、来季は十分1軍の戦力になれると判断しました」と契約理由を報道陣の代表取材で説明した。

ロッテでは近年、育成ドラフトで入団した選手の成功が著しい。15年育成ドラフト2位の柿沼友哉捕手(28)は1軍に定着しつつあり、森と同期入団の育成1位・和田康士朗外野手(22)は抜群の俊足を生かして、今季はリーグ盗塁王に輝いた。

昨季の開幕前には19年育成ドラフト1位の本前郁也投手(24)が支配下登録され、8月下旬には植田将太捕手(23)も支配下登録となった。この2年以内には外国人投手のフローレスや、手術のリハビリを行った大嶺、高浜も育成契約後に支配下へ返り咲いた。

松本球団本部長は「1人でも2人でもこうやって支配下になってもらえれば、また他の育成選手にとってもプラスになる」と相乗効果を期待する。ドラフトでも昨年、今年と2年連続で育成ドラフトで4人ずつを指名。ますますの競争が期待される。

注目株はまだまだいる。佐藤奨真投手(23)は今季イースタン・リーグで2完封し、小沼健太投手(23)は同リーグのセーブ王に輝いた。松本本部長は森も含めて「今年のイースタンの優勝の立役者というか、すごく頑張っている選手」と評価し「最終的には競争なので、また来年頑張ってもらって、そういう段階でまた考えるというところですかね」とさらなる成長に期待していた。【金子真仁】